S6年生 コンセンサス(合意形成)ゲーム
6年生は、宿泊学習への事前学習の一環で、コンセンサスゲームを行いました。
これは、与えられた課題に対してグループで話し合い、コンセンサス(意見の一致)を生み出すことをゲーム形式で体験することで、グループで合意形成する様々な大切さを学ぶことができるものです。
企業研修等でも取り入れられているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
本来、中学生~大人が取り組むことを想定したものなので、題材を子ども向けに少しアレンジして実施しました。
この日の課題は、「〇〇で生き残るために必要な道具は??」です。
(〇〇は、これから取り組まれる方もいらっしゃると思うので、伏せさせていただきます)
この課題を解決するために、子どもたちはグループで話し合います。
こちらから提示したルールは3つです。
①直感で物事を決めない(論理を大切にする)。
②話し合いでは、相手の意見を否定しない。
③班で意見を決めるときには、必ず話し合う(×じゃんけん、多数決、くじ)。
このように、子どもたちは、一生懸命課題に取り組み、様々な気づきがあったようです。いくつか振り返りを紹介します。
・皆が意見を言いやすい場の空気を作ることが大切。
・根拠をもって自分の意見を言うことが大切。
・相手の意見を否定しないことは意外と難しい。
・まず、みんなの意見を出し合ってから議論や質問をするとよい。
・自分の意見と他人の意見を比べることが大切。
・一人ずつ順番に話すことが大切。
・グループ活動をすることで、お互いに足りない部分を補う合うことができる。
・役割分担は大切(進行役、書記役など)。
・みんなで話を合わせ、協力することで、みんながいいと思うものに近づける。
・グループできちんと意見を言い合い、聞き合うことで集団としてのレベルがあがる。
また、納得できるような答えを導き出すことで、個人の満足度も上がる。
これまで様々な活動で学んできたことや、普段から考えていることがあるからこそ、こういった振り返りに至れるのだと思います。
もしかしたら、ゲーム形式の方が学びは大きいのかもしれませんね。
相手の意見を否定せず、協力して乗り越えていくのは、まさに本校の今月の聖書の言葉および今月の生活目標の実現ですね。
せっかく学んだ子どもたち、再来週の宿泊学習も、その後の活動も、ぜひこれらの学びを生かしたほしいところです。