今求められている学びのかたち。
確かな学力の向上と人間的な成長を
実現する教育がここにあります。
聖ウルスラ学院英智の教育は子どもの発展段階に応じた幼児期の3年間+小中4・3・2制の9年間+高等学校3年間の計15年間の一貫教育を行っています。
基礎学力の定着と自主学習を継続する習慣作りには吸収力が著しい児童期からの徹底した指導が不可欠です。First Stageの4年間では「チャレンジしたい」「もっと知りたい」という子ども自身に本能的に備わっている意欲を刺激し、つづくSecond Stageの3年間では子どもたち一人ひとりが自ら内面的自分と向き合い、高まる意欲を意識することで「できる自分」と出会うことができます。
達成する喜びを実感できた子どもたちはThird Stageを含む併設型の中高一貫の5年間でこれまで培ってきた充実した基礎学力、鍛えられた思考力をもってグローバル社会に柔軟に対応できる教養とスキルを身に付けます。そして夢羽ばたく18歳の志の実現に向けて自らが目標とするコースへと歩んでいきます。
ウルスラ英智の学び舎にはそんな次代を担う「生きる力」を育む元気なパワーが溢れているのです。
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多彩な体験学習プログラム
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言語技術を生かした課題の取り組み
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分析・議論を行う英語の授業
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春の学習合宿
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大学見学
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ケアンズ語学研修(9年)
「言葉」の力は全ての学習の基本です。
教科「言語技術」を教育課程に導入。
つくば言語技術研究所所長 三森ゆりか氏の提唱に賛同した理由
変化の激しい「知識基盤社会」の時代を担う子どもたちには、基礎・基本的な知識・技能の習得とこれらを活用する思考力・判断力・表現力などを、いわば車の車輪として相互に関連させて教育していくことが、益々重要になってきています。知識・技能を活用する学習活動やこれらの成果を踏まえた探求活動を通して、思考力・判断力・表現力などが育まれるのです。この思考力・判断力・表現力の基盤となる言語の能力を、子どもの発達段階に応じて育むことが大切です。
子どもは具体と抽象、感覚と理論、事実と意見、基本と応用、習得と活用と探求など、認識できるものや実践できるものが、発達段階によって変化していくものです。
そのため、子どもの発達段階に合わせて、系統的にスパイラル方式で「型としての言語技術」を教え、分析力・思考力・判断力・論理力・表現力を育むことで、事物についての抽象的・概念的・総合的認識の土台となる、精神的能力である知性が子供たちの中に涵養され、豊かな心と理性、そして品格のある人間形成がなされるのです。
子どもを取り巻く環境が大きく変化する今日ではありますが、様々な思いや考えを持つ他者と対話したり、我が国の文化的伝統の中で形成されてきた豊かな言語文化を体験したりする機会が乏しくなってきたために、言語で伝える内容が貧弱なものとなり、言語に関する感性や知識・技能などが育ちにくくなってきているという実体があります。
言葉に対する感性を磨き、言語生活を豊かにすることが、これまで以上に強く強く求められているのはこのためでしょう。さらには、社会の高度化、情報化、国際化が進み、言語情報の量的にも、質的にも、拡大、変化していく中で、言語力の育成に対する社会的な要請が高まってきていることも当然のことと言えるでしょう。
国際学力調査(PISA)で必要とされている文章や資料の分析・解釈・評価・論述などの能力が、今日の日本社会において強く求められるのはこのためです。(話す、聞く、読む、書く)+(観る、視覚的に表現する)の6領域に加えて、「考える」(クリティカルシンキング)という言語技術の型にそった教育によって、子どもたちは知的好奇心・探求心へと誘われます。子どもたちが言葉によって成長する姿は「ランゲージアーツ」という、まさに芸術そのものを観る思いです。欧米諸国の母語教育がランゲージアーツといわれている理由は、まさにこのことなのでしょう。このように、分析力・思考力・判断力・論理力・表現力を育むことで知性を練り上げ、その育まれた知性と理性と、そして豊かな心の調和ある人格者として、世界の兄弟と手を繋ぎながら、自らの志を生きる人間になってほしいという私たちの教育の願いが、ここにあります。